写真集HIDSBY’s Photographs

『樹木派』『アジア太平洋戦争遺跡遺品①②③④⑤⑥⑦』、さらに『田園の憂鬱』が2011年5月完結、『充電式日録』『或日或処』『東京TOKYO』と、てんこ盛り過ぎ!

「きょうのいちおし」は、幻の韓国大河小説『土地』(朴景利)です。ハングルを読みこなせる人には幻ではないのですが・・・原著全5部(全20巻-21かも?)、朴景利(1926-2008)が25年の歳月を費やして書いた大河小説で韓国では200万部のベストセラーとなったものですから。わたしは1983年発売の福武書店版(全8巻~最終的に原作の第1部のみとなった)を読み感動し3か4巻ぐらいまでは順調に読み進んだのですが、そのあとが出なくなり、福武の編集部になんども電話をしたものです。いつもあいまいな返事だったように記憶していますが、最終的には1986年に第8巻がでて終わりました(それが5部構成の第1部だけであったのは最近知ったのでした)。その後、講談社創立100周年記念出版として出たのが全6巻もので、2011年に1巻、2012年に6巻が出て完結しましたが、これは「青少年用」と銘打った「ダイジェスト版」だったのです。韓国の版元との関係など難しい問題があったのかも知れませんが完訳でなかったのは残念なことでした(注と解説は充実しているものの誤字誤植が多い~編集者・校正の手抜き?)。それが、昨年から完訳版目指しての翻訳が始まったという情報があって(数年かかるようですが)是非実現してほしいものです。
日清戦争直後、日本の本格的な朝鮮支配の始まりから解放(光復)までの困難な時代を、慶尚南道の平沙里の崔家とその村に暮らしていた農民たちの半世紀にわたる話です。「儒教封建社会の圧殺のなかで育まれた“沃土”を糧に、韓国の女語り部、朴景利(パクキョンニ)が壮大な民衆史を紡ぎ、民族の恨(ハン)を解く大河小説――金石範」(講談社版宣伝より)。映画、韓ドラ、そして韓国コミックスにもなって国民の支持と(おそらく)論議の的になった大小説。私事ですが、崔家のお嬢様ソヒと小作人・下人・両班たちが逃亡し暮らしている間島(カンド)と朝鮮側の町・会寧(フェリョン)との行き来が描かれていることに強く惹かれました、父母兄たちが暮らした(朝鮮支配のためですが)会寧であったのですから・・・。


土地福武8巻
1980年代にでた福武版は第一部だけだった。

講談社6巻
講談社版は、2011年に1巻が出版されたが「青少年版」。

朴景利
朴景利(娘婿は金芝河)。

名家の娘ソヒ26巻
「名家の娘ソヒ」として韓ドラ全26巻になっている。崔家の主人チス殺しの美女クニョが「だれのものでもなかった土地を崔家のものにしているのは罪ではないのか!」と絶叫する名場面(崔家の土地は歩いて見回るのに数日かかる)。

ソヒ日テレBS
日テレBSで放送された(全然知らなかった)。※じつは全26巻セットで3,850円で購入しました、きれいな品です!!

韓国コミックス15巻
東亜日報からコミックス17巻がでている(これは手に入れて読みたい)。
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