写真集HIDSBY’s Photographs

『樹木派』『アジア太平洋戦争遺跡遺品①②③④⑤⑥⑦』、さらに『田園の憂鬱』が2011年5月完結、『充電式日録』『或日或処』『東京TOKYO』と、てんこ盛り過ぎ!

どうも情報に疎いので何周おくれかの「推薦本」になりますが、名古屋空襲を描いた『あとかたの街』(講談社KC全5巻、BE LOVE2014年連載)です。作者おざわゆき さんは1964年生まれの戦後世代、というか経済白書の結びで「もはや戦後ではない」と記述されたのが1956年ですから「戦後世代」よりもお若いといえますが、シベリヤに抑留されていたお父さまの体験をマンガで表現した『凍りの掌』(2012年小池書院)に続いてお母さまの名古屋空襲体験を基に描いたのがこの『あとかたの街』です。両作品は2015年の「第44回日本漫画家協会賞コミック部門大賞」を受賞(『凍りの掌』は2012年文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞)しています。お母さまの体験を基軸としながら、他の名古屋空襲体験者にも取材し、いわゆる時代考証も緻密に描かれています。学業も食べる物も恋愛も取り上げられて工場に動員され執拗な空襲に逃げ惑う少女「あいちゃん」とその家族の目を通して、戦争の残虐さとそこに動員されていく人々の弱さ(そして醜さ)に泣かされました、傑作です!

あとかた001









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